漆の森を守る
「このまま使い続けるだけでは漆不足になる。
今から自分たちで始めてみよう。」
当時、弊社は、漆を基幹産業としてきた会津の資源と未来を思い、会津若松市黒森地区の方へ漆の木の植栽を依頼しました。木が育ち、漆が採れるようになるには最低でも10~15年はかかり、その間、下草刈りや追肥、見回りなど、人手と手間がかかります。試行錯誤を重ねて約半世紀、今では漆が採れるまでに育ち、大きな森になりました。先人たちの夢の結晶を、今も大切に守っています。
Action
「このまま使い続けるだけでは漆不足になる。
今から自分たちで始めてみよう。」
当時、弊社は、漆を基幹産業としてきた会津の資源と未来を思い、会津若松市黒森地区の方へ漆の木の植栽を依頼しました。木が育ち、漆が採れるようになるには最低でも10~15年はかかり、その間、下草刈りや追肥、見回りなど、人手と手間がかかります。試行錯誤を重ねて約半世紀、今では漆が採れるまでに育ち、大きな森になりました。先人たちの夢の結晶を、今も大切に守っています。
木は限りある資源です。その貴重な木でものづくりをするメーカーとして、未来へ向けて出来ることを考え、2006年から岩手県の森に木を植え始めました。寒さが厳しい北東北の木はゆっくりと成長するため木目が詰まって美しく、耐久性にも優れ、私たちのものづくりには欠かせません。地元林業業者と協力し、ケヤキ、エンジュ、クリなど350本以上の木々が無事に育つよう、毎年草刈りを行い、成長を見守っています。自分たちが使う素材への愛着と、自然に感謝する心を育む社員教育の機会としても、大切に取り組んでいます。
技術継承や人材確保は産地の大きな課題であり、私たちも例外ではありません。経験に裏打ちされたベテラン職人の技術を次の世代へ繋ぐべく、地元の研究機関らと協力し、数年前からデジタル製造技術の研究開発に取り組んでいます。効率化や安定性ということだけでなく、手仕事とデジタル技術の良いところを組合せ、工芸と工業の新しい可能性を模索したいという、ものづくりへの純粋な好奇心でもあります。工芸の基本にある「人の手が生み出す美しさ」を胸に、更なる発展に向け、挑戦を続けています。
会津若松市で漆を使ったものづくりを行う「ユーアイヅ」「三義漆器店」「アルテマイスター」が手を取り合い、新しい可能性を探るべく、2017年に「会津UV漆グループ」を立ち上げました。約2週間かかる漆の乾燥時間が、紫外線(UV)で硬くなる漆を含む「紫外線硬化型漆塗料(UV漆塗料)」ではわずか約1分で済むことから、生産性の大幅な向上が期待できます。また、塗膜が硬いため傷が付きにくく、金属やガラスなど多様な素材と相性が良いという特徴があります。三社がこれまでに培ってきた知恵や工夫、技術を持ち寄り、お互いに学びながら、新たな商品開発を目指し、活動を続けています。
「がんばってね」「ありがとう」「いってらっしゃい」など、誰かを想うことは祈りに通じています。暮らしの中に溢れている「小さな祈り」は決まった信仰に限ったものではなく、すべての人に中にあるポジティブな思いです。その「小さな祈り」が多くの人に広まり、身近な「行為」となって優しい社会がつくられることを願い、供養業界の有志が手を取り合い、2015年3月3日に「PRAY for(ONE)」プロジェクトを発足しました。願い事を書いた紙で鶴を折り、息を吹き込む「祈り鶴」ワークショップやイベントを各地で開催し、新しい祈りの文化づくりに取り組んでいます。