厨子とは大切なもの・ことを
納める箱のこと。
魂を委ねられるほどの
霊性ある格別な箱のことです。
6世紀、日本に仏教が伝来。7世紀(飛鳥時代)に入ると、仏教文化として大変革がおこり、仏像・仏舎利・経典・位牌など大切なものを納める箱として厨子が広まりました。その時代に作られた玉虫厨子は古代の日本建築様式を知る上でも貴重な遺産として、奈良の法隆寺に安置されています。
工房厨子は、現代を代表する工芸家やデザイナーが描いた時代が求める祈りのかたちや、日本の美意識ある建造物から、ものの在り方や普遍的な意匠を学び生まれた厨子です。