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アルテマイスター 東日本大震災10周年企画展 陶芸家 伊藤慶二 「3.11 鎮魂 -魂位の宿る場-」展

アルテマイスター 東日本大震災10周年企画展 陶芸家 伊藤慶二 「3.11 鎮魂 -魂位の宿る場-」展

会期:2021.3.11(木)3.28(日)
会場:スペース・アルテマイスター

新型コロナウィルス感染拡大の状況により、内容が変更になる場合がございます。
最新の情報は当Webサイトでご確認ください。

展覧会概要

祈りの文化を未来に繋ぐ、これからの祈りのかたちの創出に取り組むアルテマイスターでは、この出来事を心に深く刻むべく、毎年3月11日に鎮魂の集いを重ねてまいりました。その皮切りとなった伊藤慶二氏による鎮魂展を、10年の節目となる2021年に再び開催いたします。
第1回目の展覧会は「自然と共に多くの犠牲者の魂を弔う心」と「自然と共存する精神の在り方の大切さ」を表現した作品の数々でした。
今回、伊藤氏は「10年の時を経過し、コロナ禍という今に思いも重ね、サブタイトル『魂の宿る場』と題し、再びあの展示空間にインスタレーションします」と話されています。
また、2012年の鎮魂展以来、鎮魂の集いを重ねてきた当社の小史も、併せてご覧いただければ幸いです。
伊藤氏の存在感確かで、自然崇拝に観る、心温もる作品の数々。心の平安の一助となることを願い、ご案内申し上げます。

■ 会 期
2021年3月11日(木)〜3月28日(日)
※火曜定休・入場無料
■ 開場時間
10:00〜18:00
※初日は16:00〜18:00
■ 会 場
スペース・アルテマイスター
福島県会津若松市本町9-23
TEL 0242-26-4621

鎮魂式・トークイベント
ライブ配信のお知らせ

展示会初日、当社関係者による鎮魂式(ごあいさつ・献花・黙祷)と合わせ、「3.11鎮魂 ─魂の宿る場─」展作家、伊藤慶二氏を招いてのトークイベントを会場よりライブ配信させていただきます。平日のお忙しい時間帯ではございますが、ご覧いただければ幸いです。

ライブ配信:
3月11日(木)14:30〜16:00

◎鎮魂式/14:30〜(黙祷 14:46)
◎トークイベント/15:00〜16:00

作家プロフィール

陶芸家 伊藤慶二

陶芸家

伊藤 慶⼆

Keiji Ito

1935年岐阜県に生まれる。1958年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)卒業。1960~65年岐阜県陶磁器試験場デザイン室勤務。1978年世界クラフト会議・日本クラフトコンペ美術出版社賞受賞。1981年ファエンツァ国際陶芸展(イタリア)。2006年岐阜県芸術文化顕彰。2007年円空大賞展 円空賞受賞。2013年「伊藤慶二展」(岐阜県現代陶芸美術館)、地域文化功労者表彰。2017年薬師寺奉納、日本陶磁協会賞 金賞受賞。

展覧会関連画像

合掌(2021年作品)

合掌
(2021年作品)

阿弥陀如来の印相(手の指で様々な形を作り、内証を標示するもの)としての九品印(阿弥陀如来が衆生を九種類に分類して救済する方法)は親指と他の一指で丸を作った手の所作で決まると云われている。この作品はその中の上品上生をかたちづくっている。

HIROSHIMA(1975年〜)

HIROSHIMA
(1975年〜)

ライフワークとして制作を続けている『HIROSHIMA』。日干しレンガを作る方法で成形し新釜で焼成する工程は、焦土と化した広島の地をイメージさせる。浄化しつつも歴史を印刻し記録し記憶する。このメッセージは今もなお原発問題が続く福島にも深く通じる。

2012年鎮魂展の様子〈会場:スペース・アルテマイスター 木の蔵〉

2012年鎮魂展の様子
〈会場:スペース・アルテマイスター 木の蔵〉

明治時代に建てられた酒蔵を改装したギャラリーにて開催。

人と共存する自然の素「水・火・土」(2012年鎮魂展作品)

人と共存する自然の素「水・火・土」
(2012年鎮魂展作品)

ガラスの器にそれぞれ土と水が入れられ、中央のロウソクを挟んでならべられる。ロウソクに火が灯されると生命の根源の炎が水に映り連なり、生命の誕生のように揺れ動く。それを取り囲むように仏足が置かれる。それは、仏の足でもあり、死者の霊の足でもある。

頭を垂れ無の心で手を合わせる「いのり」(2012年鎮魂展作品)

頭を垂れ無の心で手を合わせる「いのり」
(2012年鎮魂展作品)

中心に垂れ下がる布は、精錬した陶土の水を絞るためのもので、丸く染み出した錆色と穴を曼荼羅に見立てている。対面して座る仏の間にある丸い塊について伊藤氏は「失われた魂」だと語っている。

静にその存在を知る「沈黙」(2012年鎮魂展作品)

静にその存在を知る「沈黙」
(2012年鎮魂展作品)

白い布の上に小さな磁器片が整然と並ぶ。それは横たわる人体(棺)。その先には納められるべき白い室(むろ)。そしてそれらを仏足が迎え入れようとしている。

魂の宿る場「木幢(もくどう)」(2012年鎮魂展作品)

魂の宿る場「木幢(もくどう)」
(2012年鎮魂展作品)

2メートル余りの上部を七角に削り出した丸太が立つ。卒塔婆の一種であるが、伊藤氏はこれを犠牲者を弔う塔、魂の宿る場として意味づけている。展覧会後、鎮魂式で祈りを捧げるシンボルとなった。

毎年3月11日に行われる鎮魂式の様子

毎年3月11日に行われる
鎮魂式の様子

鎮魂式のシンボルである木幢に、毎年その年を標した鎮魂石と共に祈りを捧げる。

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⼭⽥  節⼦(やまだせつこ)コーディネーター
/1966 年多摩美術⼤学卒業。商品企画・店舗企画・展覧会企画を通じ、⽣活提案として、⼈・もの・場のプロデュースを数多く⼿掛けている。その活動は百貨店をはじめとして、専⾨店・ギャラリー、さらに地場産業の未来化戦略や教育にも積極的にかかわり、とりわけ、次の時代を背負う若⼿クリエーターの発掘やサポートには⼒を注いでいる。現在、松屋銀座 東京⽣活研究所・アルテマイスターのアドバイザーを務め、⽣活⽂化の未来がより豊かであることを願い、活動を続けている。